実務者研修の医療的ケア1日目の演習がありました。
座学より先にするので、開講後初めてのスクーリングになります。
振替なので、前のコースの方たちの中に入る感じで、私含め5人。
先生は、看護師の方で、ベテランの方。
とっても緊張しました・・・。
一日目は、
午前中:医療的ケアの座学と心肺蘇生法の演習1回
午後:口腔内・鼻腔内喀痰吸引の演習5回
気管カニューレ内部の喀痰吸引の演習5回
がありました。
医療的ケアとは
医療的ケアとは、医師の医学的判断および、技術をもってするのでなければ、
人体に危害を及ぼし、または危害を及ぼす恐れのある医療行為であるとされています。
介護福祉士が行うことのできる医療行為の範囲は決められており、
すべて医師の指示のもとに行われます。
- 口腔内喀痰吸引
- 鼻腔内喀痰吸引
- 気管カニューレ内部の喀痰吸引
- 胃ろう又は腸ろうによる経管栄養
- 経鼻経管栄養
また、業務として喀痰吸引等を行うには、医療的ケアに関する教育を受け、
実地研修を修了する必要があります。
そのうえで、都道府県に登録し、認定特定行為業務従事者認定証を受けることで
介護職は医療的ケアを提供することができます。
医療行為である以上、事故が起きれば、利用者の安全がおびやかされ、
実施者は処罰の対象になることもあります。
そのため、医療的ケアの演習は、介護福祉士にとって重要な課題です。
医療的ケア演習の重要性
- 安全性の確保: 医療的ケアは誤ると重大なリスクを伴います。適切な技術と知識を持っていることは、利用者の安全を確保するために不可欠です。
- スキルの向上: 演習を通じて、介護者は実際のケアに必要な技術を習得し、実際の場面での自信を高めることができます。これは特に緊急時に重要です。
- 倫理的配慮: 医療的ケアを提供する際には、利用者の尊厳やプライバシーを守ることが求められます。演習を通じて、これらの倫理的配慮について学ぶことができます。
- 法的遵守: 医療的ケアには法的規制が伴う場合があります。適切な訓練を受けることで、介護者は法的な要件を理解し、遵守することができます。
- コミュニケーションスキルの向上: 医療的ケアには他の医療従事者や利用者とのコミュニケーションが重要です。演習を通じて、適切な情報伝達や協力の方法を学ぶことができます。
- ストレス管理: 医療的ケアは時にストレスが伴います。演習を通じて、ストレスを効果的に管理する方法や対処法を学ぶことができます。
このように、医療的ケア演習は介護者が利用者に安全で効果的なケアを提供するために非常に重要な役割を果たしています。