最近は「ルンバ」などのお掃除ロボットを見かける機会が増えました。
スイッチひとつで部屋中をきれいにしてくれる便利な家電ですが、
果たして高齢者のご家庭にも必要なのでしょうか?
訪問介護の現場から感じたことをお伝えします。
お掃除ロボットのメリット
お掃除ロボットの一番の利点は、掃除の負担を軽くできることです。
高齢になると、重い掃除機を持って移動したり、腰をかがめて掃除したりするのが
難しくなります。
そんなとき、自動で床掃除をしてくれるロボットは大きな助けになります。
また、ホコリや髪の毛をこまめに吸い取ってくれるため、部屋を清潔に保ちやすいのも魅力です。
「今日も動かしておこうかな」と、生活のリズムづくりにもつながります。
実際の現場では…
私が訪問しているお宅でも、お掃除ロボットを上手に活用されている方がいます。
ただ、段差のある洗面所や廊下などはロボットが入り込めないため、
掃除が行き届かない場所もあります。
几帳面な利用者さんは、「ロボットが掃除できなかった隅が気になる」とおっしゃり、
ヘルパーが訪問した際に掃除機をかけて仕上げることもあります。
ロボットだけで完全に掃除を任せるというよりは、
「日常の補助」として使うのが現実的だと感じます。
おすすめのお掃除ロボット3選
🌀 ① ルンバ i2(iRobot)
・パワフルな吸引力と水拭きもできる。
・シンプル操作で高齢者でも扱いやすい。
・集めたごみは自動的に充電ステーションに排出。
💧 ② エコバックス DEEBOT Y1
・吸引と水拭きが同時にできるハイブリッドタイプ。
・ゴミを自動回収するステーション付きで、手間が少ない。
・高性能AIで効率よく部屋全体を清掃
🏠 ③Roborock ロボット掃除機 Q7B+
・日本の住宅事情に適したコンパクトサイズ。
・吸引掃除&水拭きを同時にできる。
・自動ゴミ収集ドック付き。
導入のポイント
・床に物を置かないようにする
・段差のある場所は別途手動で掃除する
・ダストボックスの掃除やフィルターのお手入れを忘れずに
お掃除ロボットは便利な反面、定期的なメンテナンスや環境整備が必要です。
家の間取りや掃除の習慣に合わせて選ぶことが大切です。
まとめ
お掃除ロボットは、高齢者の暮らしを支える強い味方です。
しかし、万能ではなく、人の手による補助があってこそ快適に使えます。
機械に任せきりではなく、ロボットと人が協力して「清潔で安心できる住まい」を保っていきたいですね。

