厚労省が介護福祉士国家試験について、科目ごとの「パート合格」導入に
向けて、ルールの見直しに向けた有識者会議を立ちあげたというニュースを
耳にしました。
「実務者経験ルート」の負担減を検討しているとのこと。
まさに働きながら資格を目指している私にとっては、朗報です。
パート合格とは
筆記試験の13科目を各科目の出題数や科目のつながりなどを踏まえて、
3分割が望ましいとし、一定の合格基準を設けてパートごとに合否を判断するものです。
それにより、初年度に不合格パートがあった場合、次年度は不合格パートの学習に
注力できるようになります。
もの覚えの悪い私にとっては、取りやすくなるのかもしれないですね。
合格率は80%を超えるので、もともと比較的取りやすい資格かもしれませんが・・・
目的は人材確保
厚労省によると、昨年の受験者数は、74,595人、3年連続の減少で2013年度
ピーク時の半数以下となっているそうです。
2016年に実務者経験ルートの要件に「実務者研修」の修了が加えられたことで、
一気に半減したのも要因の一つではと思われます。
研修時間は320時間(無資格の場合450時間)必要ですし、通学7回のスクーリング、
費用もかかります。
私も子育て大変な時期と重なり、また費用面から伸びに伸びて50代で受けることに。
資格取得年齢は
- 30歳以下 33.3% (最多)
- 41~50歳 24.2%
- 51~60歳 19.7%
- 31~40歳 18.6%
となっています。
受験者の詳細から8割以上が「実務経験ルート」であることから、就労と学習を
両立しながら、受験しやすい仕組みを検討することで人材確保を目指しています。
また、外国介護人材は在留期間があり、受験機会が限られていることへの
対応でもあるとのことです。
介護福祉士資格を取ることのメリット
- 国家資格なので、全国各地で雇ってもらえる。
- 資格を取得することで、給料が上がる。
- 施設の管理者等、キャリアアップを目指せる。
- 再就職しやすい
デメリット
- まだまだ給料は安い
- 働きながら勉強時間をとるのは大変
- 責任に対するプレッシャー
- 体に負担がかかる
介護の仕事をつづけるには
メリット・デメリットありますが、介護の仕事を続けていく上では、必要な資格かも
しれません。
もちろん、資格がなくても働いてる方はたくさんいます。
しかし、資格取得のため勉強した経験は、介護をする上でも役に立つことは間違いありません。
仕事のやりがいにも通じることだと思います。