私が訪問でお伺いしている利用者さんはいつもテレビを大きな音で見ています。
耳が遠くなってきているので、テレビの音は大きいのですが、
聞こえてるのか、ボーっと見ている感じです。
「何かニュースがありましたか?」と聞くと、「何もすることがないから
見よるだけよ。面白いものはないわ。」と答えられます。
「認知症の発症リスクは、生活習慣や脳の使い方によって大きく変わる」
これは多くの研究で明らかになっています。
特に、脳を活性化させる趣味を持つことが予防に役立つと言われています。
そこで今回は、認知症予防に効果的な趣味を7つご紹介します。
認知症予防に効果的な趣味は、「脳を活性化させる」「手や体を使う」「社会と関わる」ものがポイントになります。以下の7つがおすすめです!
① 料理 🍳
料理は、手先を使い、献立を考え、段取りを組み立てることで脳をフル活用します。
さらに、美味しく食べる楽しみも加わるので、五感を刺激する最高の趣味です。
② 楽器演奏・歌うこと 🎵
ピアノやギターなどの楽器演奏は指先を使うため、脳の活性化に役立ちます。
歌うことも、発声やリズム感を鍛え、ストレス解消にもつながります。
また、声をだすことで、嚥下機能を鍛えることにもつながります。
歌うのが苦手な方は、本を朗読してみるのもいいかもしれません。
③ 絵を描く・手芸・書道 🖌️
創作活動は脳の右側を活性化し、想像力や集中力を鍛えます。
手先を使うことで細かい動作のトレーニングにもなります。
④ 囲碁・将棋・カードゲーム ♟️
戦略を考えたり、相手の動きを読むことが脳のトレーニングになります。
家族や友人と対戦することで、会話も増えて良い刺激に!
⑤ ガーデニング・家庭菜園 🌱
植物の成長を観察し、世話をすることで脳が活性化します。
また、土に触れることがリラックス効果をもたらし、ストレス軽減にも役立ちます。
⑥ ダンス・ヨガ・太極拳 💃
体を動かしながらリズムを取ることで、脳と体の両方を鍛えられます。
特にダンスは振り付けを覚えることが記憶力向上につながります。
⑦ 語学学習 🗣️
新しい言語を学ぶことで、脳の神経回路が活発に働きます。
特に「話す・聞く・読む・書く」を組み合わせると、記憶力を鍛えるのに最適です。
まとめ
趣味といっても、何から始めたらいいのか、悩まれるかもしれません。
まずは、自分が楽しいと思えるものから、好きなものから始めるのが一番です。
今は、ネットを見れば、いろんな情報を得られますし、YouTubeなどでやり方などを
教えてもらえます。
楽しい趣味を見つけて 続けていくことが、人生を楽しむためにも、
将来の認知症予防にも役立つのかもしれません。