介護の仕事は、決して楽な仕事ではありません。体力的にも精神的にも負担が大きく、
離職率が高いと言われる業界です。それでも私は、この仕事を続けています。
なぜ続けられるのか。なぜ辞めずにもう一度現場に立とうと思えるのか。
今日は、私なりの「介護職を続ける理由」を書いてみたいと思います。
①「ありがとう」の言葉が心の支えになるから
介護の現場では、利用者さんや家族から直接「ありがとう」と言われる瞬間があります。
「あなたに毎週会うことを楽しみにしているよ。」と言ってくれる利用者さんもいます。
訪問すると笑顔で迎えてくれたり、小さなことでも「助かったよ」と言われると、
疲れがふっと軽くなる。
この“感謝が目の前で返ってくる仕事”は、他の業種にはあまりない魅力です。
②人の人生に寄り添えるというやりがい
介護は、ただ身体を支えるだけではなく、人の人生に深く関わる仕事です。
一人ひとりの歩んできた歴史や価値観を知り、その方が安心して過ごせるようにサポートする
「その人の人生の一部に関われる」という喜びは、介護ならではのやりがいだと感じています。
③自分自身の成長につながるから
利用者さんと関わる中で、コミュニケーションの工夫や観察力が鍛えられます。
初めは支援を拒否していた利用者さんが、信頼関係を築くことで笑顔を見せてく
れたり、自分の気持ちを伝えてくれる。
認知症の方への接し方、身体介護の技術、環境整備の工夫、家族支援……
日々の経験がそのまま自分の成長になっていきます。
特に50代以降は、仕事を通して「まだまだ成長できる」と実感できることが大きな励みになります。
④介護職は“誰かの生活を守る”誇りある仕事だから
介護職は決して“誰でもできる仕事”ではありません。
知識、技術、判断力、そして何より相手を思いやる心が必要です。
利用者さんのいつもとは違う状態に気付き、支援する。
利用者さんが安心して在宅で暮らし続けられるのは、介護職の支えがあるからこそ。
この仕事は社会に必要で、誇りを持って続けられる仕事だと思っています。
⑤最後はやっぱり「人が好き」
結局のところ、私が介護を続けている一番の理由は「人が好きだから」です。
高齢者の方々の話は味わい深く、接するたび学ぶことが多い。
ときには笑わせてもらい、ときには涙することもある。
人と向き合い、人を支える——そんな時間が、私にとって大切なものになっています。
✨まとめ
介護職は大変な仕事ですが、その大変さ以上に「続けたい」と思える瞬間があります。
感謝される喜び、人の人生に寄り添う尊さ、自分の成長、そして人の温かさ。
これらが、私が介護職を続ける理由です。
私が今まで出会った利用者さん↓



