介護リハビリの可能性 フレイルを予防するには

介護

最近退院してきた利用者さんがいます。
支援は主に、買い物と掃除の生活支援でヘルパーが訪問しています。
入院中に足の筋力が落ちたと言われ、先日ネット注文でトレーニングマシーンを
購入していました。

脚ふみ式のもので、ハンドルが付いたものです。
朝・夕100回を目標に頑張っておられます。
筋肉痛になりそうなものですが、大丈夫とのこと。

転倒には気をつけてほしいものです。

介護リハビリの可能性

介護リハビリは、高齢者や身体に障害を持つ方が日常生活を
より自立して送れるように支援するリハビリテーションの一環です。
具体的には、身体機能の回復や維持を目的として、体力や筋力の向上、
関節の可動域の改善、バランス感覚の強化を図ります。
また、日常生活に必要な動作(食事、着替え、歩行、トイレなど)を
スムーズに行えるようにサポートします。

介護リハビリには、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などの専門家が関わることが多く、個々のニーズに合わせてプログラムが作られます。
また、家庭でできる運動やストレッチも指導されることが多いです。

介護リハビリの目的は、単に身体機能の向上だけでなく、
生活の質を向上させ、自尊心や自立心を育むことも重要です。

家で簡単に介護リハビリを行うには

無理のない範囲で、日常生活の中に取り入れやすいエクササイズや
動作を組み込むことが大切です。
以下は、家で行える基本的なリハビリの例です。

1. 筋力トレーニング

筋力低下を防ぎ、歩行や日常動作をスムーズにするために、以下の運動を取り入れます。

  • 椅子に座っての足踏み: 椅子に座り、片足ずつゆっくり持ち上げる運動。膝や太ももの筋力強化に役立ちます。
  • かかとの上げ下げ: 立ったまま、かかとをゆっくり上げてつま先立ちになり、またゆっくり下ろす。ふくらはぎや足首の筋力向上に効果的です。

2. 関節の可動域訓練

関節の柔軟性を保つために、無理なく動かす訓練が重要です。

  • 腕の回転運動: 肩の関節を柔らかく保つために、腕を前から後ろに、後ろから前にゆっくり回す運動。
  • 膝の屈伸運動: 椅子に座り、片足を前方に伸ばし、ゆっくり膝を曲げ伸ばしする。

3. バランストレーニング

バランス感覚を鍛えることで、転倒予防に繋がります。

  • 片足立ち: 安定した場所(椅子や壁)を支えにしながら片足で立ち、
    数秒キープします。左右交互に行います。
  • サイドステップ: 手を支えにしながら、横にゆっくりステップを踏む運動。
    バランスや体幹を強化します。

4. ストレッチ

柔軟性を維持し、筋肉の緊張を和らげるための簡単なストレッチも効果的です。

  • 首や肩のストレッチ: ゆっくり首を左右に傾けたり、肩を回すストレッチで、
    肩こりや筋肉の硬直を解消します。
  • 腰の回旋運動: 椅子に座り、背筋を伸ばした状態で腰をゆっくり左右にひねる運動。
    腰の柔軟性を保つのに役立ちます。

5. 呼吸法やリラクゼーション

呼吸法やリラクゼーションもリハビリにおいて重要です。
深呼吸を行いながら、体全体をリラックスさせる時間を設けることで、
心身のバランスを保つことができます。

注意点

  • 無理をせず、痛みが出た場合はすぐに中止しましょう。
  • 定期的に専門家(理学療法士や作業療法士)にアドバイスを受けながら
    進めるとより効果的です。

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