高齢者の掃除機選びは【軽いもの】 フレイルを予防しよう

介護

私はヘルパーとして、利用者さんのお宅をお伺いし、掃除などもしています。

高齢者の方のお家の掃除機を使わせていただくのですが、いろんなものがあります。
物を大事に使ってらっしゃる方もいらして、いつの掃除機?てのもあります。
そんな掃除機が吸引力すごくてびっくりすることも・・・

筋力維持のために、できる限り掃除をすることは大事だと思います。
実際、家の中でよく動かれる方は、筋力があって、フレイルになりにくいです。

掃除機は軽いのが一番

高齢になると、筋力が落ちてきて、掃除機掛けも重労働です。
そこで、掃除機選びが重要になってきます。

1.軽い

軽いものは、取り出しやすく、すぐに持てて、疲れにくいが、重要なポイントです。
気が付いたときに使えて、掃除が嫌にならず、長続きすることになります。
また、棚なども手軽に掃除できるので、便利です。

2.ごみが捨てやすい

視力が低下した高齢者にとって、ごみ捨ても重要なポイントです。
ボタン一つでゴミを捨てられるような操作性のいいものが、便利です。

3.コードレス

高齢者の方の家に多いのがコード式の物です。
コードをいちいち抜いたり、差したりして面倒だし、コードに足をとられて
転倒することもあります。
高齢になると、かがむという動作が不安定になります。

4.手入れしやすい

高齢者の方にとっては、サイクロン式より紙パック式の方がいいと思います。
サイクロン式は、ゴミを簡単に捨てられますが、フィルターの掃除や、水洗いなど
面倒な作業が多いからです。

フレイルとは

高齢になって、筋力や活動が低下している状態をいいます。

健康と病気の中間の段階で、進行すると寝たきりや、廃用性症候群になる
恐れがあります。

  1. 体重減少
  2. 歩行速度低下
  3. 握力低下
  4. 疲れやすい
  5. 身体活動レベルの低下

上の5つのうち3つ以上あればフレイル、1~2つはプレフレイルとみなされます。

フレイルは、適切な介入、支援があれば、健常に近い状態への改善や
進行を遅らせることができる可能性があります。

予防するには、

  1. バランスのよい食事
  2. 歩いたり、筋トレなどの運動
  3. 趣味やボランティア活動などの社会参加

廃用性症候群とは

廃用性症候群は「生活不活発病」とも呼ばれます。
長期にわたって運動をしない状態が続いたり、過度に安静にすることによる
身体に生じた様々な状態をさします。

症状の特徴としては、

  • 関節の拘縮・・・関節の周りの筋肉が固くなり、動かしにくくなる
  • 筋萎縮・・・筋肉がやせる
  • 骨委縮・・・カルシウムの量が減り、骨粗鬆症の原因ともなる
  • 起立性低血圧・・・血圧調整作用が低下し、体位変換すると血圧が低下する
  • 深部静脈血栓症・・・下肢の深部静脈で血流が滞り、血栓やむくみができる
  • 心肺機能の低下・・・心臓の機能が低下し、息切れや動機がみられる
  • 精神機能の低下・・・思考力や意欲が低下し、うつなどの症状が現れる
  • 褥瘡・・・床ずれといわれる皮膚の傷
  • 肺炎・・・唾液や食べ物が誤って肺に入って起こる誤嚥性肺炎

などがみられます。

予防するには

定期的な運動体位変換が重要です。
ベッド上で座位を保持する機会を設けることで、体を起こした時の血圧の低下を
予防することができるようになります。

お勧めの掃除機は?

  1. 日立 かるパックスティッククリーナー PKV-BK3K

片手で楽々使える軽さ。1.1kg 自走機能付きでスイスイ前に進みます。
紙パックもするっと引き出せ、ゴミ捨て簡単。ごみくっきりライトで見えにくいごみもスッキリ。

 

2.アイリスオーヤマ マジカリーナ SBD-201P

1.1kgの軽量で紙パック式 自走式 ヘッドライト付きで床を照らし、ゴミを浮かび上がらせる
静電モップがついていて、「ついで掃除」に便利。置くだけで充電できるスタンド仕様。

 

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