認知症の高齢者を見て思うこと・・・
認知症の人は何もわからないのではない っていうこと
一番つらいのは本人
物忘れによる失敗、家事やしごとがうまくいかないといったことが多くなり、何となくおかしいと感じ始める。症状に最初に気付くのは本人です。
「私頭がおかしいの」「迷惑をかけてごめんなさい」「自分のしていることがわからないの」
自分がどうなっているのか、どうなっていくのか、わからなくて不安いっぱいになります。
失敗が嫌で何もしなくなったり、うつ状態になったりすることもあります。
症状は人それぞれ
認知症といっても人それぞれ、本人の性格や今までの環境、人間関係がからみ合ってきます。
進行度も人それぞれで階段を一段一段降りていくように進む人や、緩やかな人がいます。
脳にダメージを受けている場所によって出てくる中核症状も違います。
- ごみや紙などを収集する
- ちょっとしたことでイライラする
- 集中力が低下し、仕事が長続きしない
- 今言ったことをすぐに忘れてしまう。
- 新しいことを覚えられない。
- トイレの場所を間違う。
- 季節外れの服を着たり、着衣の順を間違える。
- 鏡の中の自分を見てもわからない
認知症の人への支援とは
認知症に伴う認知機能低下があることを正しく理解し、偏見を持たず、その障害を補うことが必要です。
対応の3つの「ない」
- 驚かせない…目を見て、後ろから話しかけない
- 急がせない…ゆっくり、おだやかに、はっきりと話す
- 自尊心を傷つけない…さりげなく、笑顔で