料理は最高の脳トレ!!

介護

訪問で伺っている利用者様には、こんな風に年をとりたいな思える方が
たくさんいます。

腰と指の痛みがあるのに、自分でできることは休み休みされるKさん

IPADを駆使し、子供との連絡やネットで買い物され、
毎日楽しみを見つけているMさん

少し動くと息が切れるけど、自分の体調を確認しながら、
できることはされているTさん

家で何度も転倒されながらも、ご自分の足で歩くことにこだわって、
リハビリされているSさん

最近物忘れがひどく、何回も同じことを聞きますが、
一緒に住む息子のためにおかずを作っているMさん

この方たちの共通点は、ご自分で料理を作っていることです。

料理の可能性

料理をするという作業には、

  1. メニューを考える
  2. 材料をそろえる
  3. 作業の順番を考える
  4. 切る・焼く・煮る
  5. 味付けをする
  6. 片付けをする

大まかに言ってもこれらの作業をこなすことが必要で、
脳の認知能力をトレーニングする効果があるといえます。

1.創造性の向上

料理は自由な発想が求められるため、創造性を刺激します。
新しいレシピを考えたり、限られた材料で工夫することで、
脳が柔軟に働くようになります。

2. 記憶力の強化

レシピを覚えたり、工程を順番通りに進めたりすることで、
短期記憶と長期記憶の両方が鍛えられます。

3. 問題解決能力の向上

料理中には予期せぬ問題が発生することがあります(材料不足、火加減の調整など)。
こうした問題を解決するプロセスが脳を活性化します。

4. 感覚の統合

料理は視覚、嗅覚、触覚、味覚、聴覚をフル活用します。
これにより、感覚の統合が進み、脳全体の働きが促進されます。

5. 集中力とマインドフルネス

料理をしているときは、目の前の作業に集中する必要があります。
これにより、注意力が高まり、ストレス軽減にもつながります。

6. 社会的つながりの強化

一緒に料理をすることで、コミュニケーション能力が向上し、感情的なつながりが深まります。
これも脳の健康に良い影響を与えます。

7. 学習意欲の促進

新しい料理や技法を学ぶことは、脳の学習能力を高め、神経のつながりを強化します。

 

まとめ

このように、料理が脳に与える影響は、大きいことがわかります。

高齢になると、料理が面倒、火の始末など、ご家族が心配して宅配の弁当にされたり、
スーパーでお惣菜を購入されたりになってしまいがちです。

でも、脳を鍛えるためにも、できるだけ長く料理を続けていきたいものです。

 

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