認知症を疑う瞬間7選

介護

お話好きで料理の上手なMさん

最近物忘れがひどく、何回も同じことを聞いてきます。
要支援で生活支援にヘルパーが週2回お掃除と買い物代行に入っていました。

頭がおかしくなった!といって物を探し回ることも…。
一緒に住む息子さんも、最近料理の味がおかしいと言います。
味がしなかったり、真っ黒に焦げていたり、本人に言うと怒り出すことも。

一度病院受診して検査を受けてみては。と勧めても「私はバカになってない!!」
と怒ってしまいます。でも、本人もおかしいと思っているのか、すぐに忘れるのよ。
と弱気な面を見せることもあります。

認知症を疑う瞬間

「認知症を疑う瞬間」として、以下のようなポイントが考えられます。

  1. 同じ話を何度も繰り返す(短期間の記憶が抜け落ちる)
  2. 物の置き場所を頻繁に忘れる(冷蔵庫に財布を入れるなど、不自然な場所に置く)
  3. 日付や曜日、人の名前を間違えることが増える
  4. 計算やお金の管理が難しくなる(お釣りの計算ミス、支払いの忘れなど)
  5. 料理や家事の手順が分からなくなる(いつも作っていた料理が作れなくなる)
  6. 道に迷う、いつもの場所に行けなくなる(自宅の近くでも迷う)
  7. 感情の起伏が激しくなる、性格の変化が見られる(怒りっぽくなる、疑い深くなるなど)

この物忘れは認知症?

加齢とともに、記憶力の低下で、地名や人の名前など忘れてしまうことがあります。

認知症じゃないか?と心配になることと思います。
でも忘れっぽいことを自覚している場合は、ほとんどが加齢による物忘れだったりします。
体験したことの一部分を忘れたりするもので、ヒントがあれば思いだすことが出来ることが
多いです。

認知症の場合は、体験そのものをすっぽり忘れてしまいます。
買い物したことを忘れてまた買い物へ行ったり、食事したことを忘れて、
食事を催促したり、忘れたこと自体分からないことがあります。

また、認知症は徐々に進行するため、物忘れがひどくなっている場合は、
一度チェックしてみるのもいいかもしれません。

周りの方がチェックを

認知症の方は、忘れていること自体を忘れているため、自覚がないこともあります。

周りの方が異変に気付くことで、早期発見できる可能性もあります。

  1. におい・・・異臭はしないか
  2. 整理・整頓・・・服や物は片付いているか
  3. 料理…味や手順などは変わっていないか
  4. 冷蔵庫・・・冷蔵庫に入れるべきじゃないものが入っているか
  5. お金の管理・・・財布に小銭がパンパンになっていないか
  6. 車に傷・・・ぶつけてボコボコになっていないか
  7. 身だしなみ・・・同じ服ばかり、季節に合わない服を着ていないか

いつもとちがう!久しぶりに会ったら、おかしい!と気付いたら、
一度専門の医療機関に受診してみるのことが必要です。

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