HSPって?ストレスとの上手な付き合い方

ふと思うこと

最近、中学生の娘が「私HSPなんよね。」と聞きなれない言葉を発するようになりました。
この言葉は今、若い世代を中心に注目されているようで、調べてみると
娘の性格にピッタリ一致しているような・・・

HSPとは

HSP(Highly Sensitive Person、高度に感受性の高い人)とは、
環境や人々の感情、ストレスなどに対して通常の人よりも敏感に反応する
特性を持つ人を指します。
この概念は、心理学者のエレイン・N・アーロン(Elaine N. Aron)によって提唱されました。

HSPの特徴

1. 感覚の鋭さ

  • 感覚的刺激への敏感さ: 音、光、匂い、触覚などの感覚的刺激に敏感に反応します。例えば、強い光や大きな音、人混みなどがストレスの原因になることがあります。

2. 深い情報処理

  • 物事を深く考える: 他人が気づかないような細かい部分に気づき、それについて深く考えます。これは、分析力や洞察力が高いことを意味しますが、過剰な情報処理による疲労感も伴います。

3. 感情の豊かさ

  • 強い共感力: 他人の感情に対して強い共感を示し、他人の気持ちを自分のことのように感じ取ることがあります。
  • 感情の浮き沈み: 自分自身の感情も強く感じるため、感情の起伏が激しいことがあります。

4. 過剰刺激への敏感さ

  • ストレスに弱い: 過剰な刺激やストレス環境では疲れやすく、精神的に消耗しやすいです。これは、仕事や社交的な場面でのストレス管理が難しくなる原因になります。

5. 共感的な対人関係

  • 他人との深い関係: 他人との関係性を大切にし、深い絆を築こうとします。しかし、他人の期待に応えようとするあまり、自分自身を犠牲にすることもあります。

娘に関しても、ちょっとした大きな声に敏感に反応します。
私の「あっー!!」という声にびっくりし、においや味に敏感、
そこまで気にする?ってところで心配したり、
ちょっとしたことで感情が爆発することがあります。
友人にも嫌われないように、話す内容を考えてたりします。
そのため、話のテンポについていけないことがあるそうです。

私が正反対な性格のため、(声が大きく、楽天家 物事を深く考えず、
行動してしまう)傷つけてしまうことも多々・・・

HSPへの対応方法

HSPの特性を持つ人がストレスを軽減し、快適に生活するための方法はあるのでしょうか

1. 自分自身を理解する

  • HSPについて学ぶ: 自分がHSPであることを理解し、その特性について学びます。これにより、自己受容が進み、ストレス管理がしやすくなります。

2. 環境を整える

  • 静かな場所を確保する: 自宅や職場において、静かで落ち着いた場所を確保し、過剰な刺激を避けるようにします。
  • 快適な空間作り: 自分がリラックスできる空間を作り、そこにいることで心身を落ち着かせるようにします。

3. ストレス管理

  • 休息を取る: 適度な休息を取り、過剰な刺激を避ける時間を確保します。これにより、エネルギーを回復させます。
  • リラクゼーション技術: 瞑想、ヨガ、深呼吸などのリラクゼーション技術を取り入れ、心身をリフレッシュさせます。

4. 感情のコントロール

  • 感情日記を書く: 自分の感情を記録することで、感情のパターンやトリガーを理解し、対策を講じます。
  • ポジティブ思考の実践: ポジティブな出来事や感謝の気持ちを意識的に思い出すことで、ネガティブな感情を軽減します。

5. 人間関係の調整

  • 適切な境界を設定する: 他人の感情に引きずられすぎないように、適切な距離感を保つようにします。
  • サポートネットワークの構築: 理解ある友人や家族と接することで、サポートを受けることができます。

まとめ

HSP(高度に感受性の高い人)は、環境や人間関係に対して非常に敏感な特性を持っていますが、この特性を理解し、適切に対応することで、ストレスを軽減し、快適に生活することが可能です。HSPであることを自己理解し、自分に合った環境やストレス管理の方法を見つけることで、日常生活をより充実させることができます。

家族としても、HSPを理解し、心に寄り添うことでストレスを和らげるようなサポートが
できればと思います。

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